【第5回】夢を膨らませる風船屋さん 〜風船♡工房〜 | アッタカナ立川

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店長オススメ店リレー2018/05/15(火)

【第5回】夢を膨らませる風船屋さん 〜風船♡工房〜

Part5_風船工房

街のこと、人のことをよく知る店長さんがおススメするお店と、その店長さんをリレー形式で繋いでいく連載コラム。前回の「ABAN(アバン)」の佐々木励子さんがおススメしてくれたお店は……立川・錦町にあるバルーンギフトのお店「風船♡工房」。オーナーでバルーンデコレーターの横田しおりさんと聞いて、アッタカナ本誌で以前連載していたコラム「しおり先生の日本酒講座」を思い出した方は、かなりのアッタカナ通(ありがとうございます!)であります。今回、リレーコラムでは、しおり先生がなぜ風船屋さんになろうと思ったのかといったことから、風船の奥深いお話までたっぷりと伺いました。

幼い頃に描いた夢と、苦労の多かったアマチュア時代

立川駅南口を出て左、ウインズ通りを抜けた先、錦町交番の隣にあるこぢんまりとした可愛らしいお店が、しおり先生の「風船♡工房」。

実はこのお店、今回の本誌「アッタカナ立川Vol.038」で特集したチャレンジショップ「コラボ」の平成22年度の卒業生店舗でもあるのです。3月いっぱいで「コラボ」での1年間を無事に終えたしおり先生は、翌月には現在の店舗でお店をオープン。今では全国から注文が入る人気のバルーンギフトのお店となっています。

しおり先生は、そもそもなぜ風船屋さんになろうとしたのでしょう。

「私とバルーンとの出会いは、4歳のときに両親からもらったバルーンのプレゼントでした。その時に、ふわふわ浮かぶバルーンを見て、素敵!と思い、大きくなったら風船屋さんになろうと決めたんです」

「風船屋さんになるために大人になった」と言い切るしおり先生。幼い頃に抱いた夢をしぼませることなく、より大きく膨らませたというわけです。とはいえ、いきなり風船屋さんになれるわけでもなく、平日は事務の仕事をして、土日になるとアマチュアのバルーンアーティストとして、お祭りなどのイベントで“ひねり”と呼ばれる、細長いバルーンをひねって様々な形やキャラクターを作る技を披露していました。当然、休みなどあろうはずはなかったという。

アマチュアでの活動を続けるうち、お店を出したいという思いはさらに募り、どうするべきか悩んでいた時に、「コラボ」の募集を知り、応募。しおり先生、28歳の決断でした。

「実際に『コラボ』で万全のサポート体制のもと、安いお家賃でお店を始めてみたら、やっぱり風船屋さんは面白かったんです。当時はまだバルーンギフトやバルーンデコレーションが一般的ではなかったんですが、お店に来られるお客様も『バルーンってこうやって買えるんだ』と少しずつ知っていただけるようになり、お客様も増えてきました」

「コラボ」で1年間頑張ってみて、うまくいかなければ4歳からの夢をすっぱり諦めようと始めたお店は、しおり先生の誰にでも優しく、また話し上手なことも幸いして、盛況のうちに1年間は過ぎました。その後、現在のお店をオープンしてからもたくさんのお客様との出会いがあるそうです。

記念日に贈る大切なプレゼント

お客様からのオーダーは、様々だそうで、ネット上にあるバルーンの写真からイメージに近いものを見つけてくる人や、「ピンクとパープルな感じで〜」とおおまかなイメージのみで後はお任せという方、デザイン画を持参する方もいるそう。そんなときこそしおり先生の腕の見せ所なんだとか。

「お客様との会話のなかで、その方が何を一番に望んでいるかを察して作ります。ですから毎回、緊張します。というのも、バルーンデコレーションはお客様の夢を形にする仕事です。お誕生日や結婚式、結婚記念日や還暦のお祝いなど大切な記念日に、その方の気持ちを込めてプレゼントするものですからね」

実は風船♡工房に来られるお客様の中には、他のバルーンギフトのお店で切ない思いをされた方が少なくないという。イメージしていたものと全然違うバルーンが納品されて、プレゼントしたいという思いもしぼんでしまうことがあるのだそう。

「今はインターネットでもバルーンを買うことはできますが、写真で見たものと実際のものが違うことも多く、悲しい思いをされる方もいらっしゃいます。そういうことのないように、風船♡工房ではネット販売は基本的にしていません。最初は対面でお話させていただき、納品も直接手渡しするようにしています。顔や実物が見えた方がお客様も安心できますしね。リピーターの方には、LINEなどで写真や私が描いたデザイン画をやりとりしての打合せ、バルーンは宅急便で配送ということもしています」

バルーンを配送する際、送れない場所があるそうで……。

「飛行機には乗せられません。気圧の変化で割れてしまうんです。ですから、陸路では送れない沖縄は難しいんですよね」

ちなみに、昭和の頃、風船といえばデパートなどでもらっても翌日には小さくしぼんでしまい、パンパンに膨れて浮かんでいた姿とのあまりの違いに儚さと寂しさを感じたものだった。ところが、最近の風船は技術の進歩により3週間は浮いているという。それだけ喜びも長続きするということだ。

バルーンの認定アーティストになるための難解な試験?

あらゆるオーダーに応えるしおり先生だが、バルーンデコレーターとしての技術はどのように磨いたのだろうか?

「バルーンアートは誰でも簡単に始められる一方、技術や知識のレベル差が大きいのが実情です。そのため、アメリカに本社のあるバルーン業界のパイオニア、クオラテックス社主催の認定試験を受けようと思いました。この試験は一定の基準を満たした人にのみ資格を与えるため、これを取っておけば一定の技能や知識を身につけている証になると思い受験しました」

試験の内容はしおり先生が想像していたものとは、まったく違ったという。

「カリフォルニア州には、バルーンに対する法律があるので、まずはカリフォルニア州法の勉強。あとは、とにかく計算式が多いんです。例えば、長さが何メートルあるスタジアムにバルーンのアーチをかけるとき、バルーンは何個必要か、とか。そういう文章問題がひたすら続くんです。他にも、お客様からこういう品物を作って欲しいとオーダーされました。あなたはどんなものを作りますか、またその単価はいくらにしますかなど、デザインセンスと同時に経営者としての能力も試されるんですよ」

その試験にも見事パスして、認定アーティストとなった。

「今、日本に入ってきているだけで約3,000種類のバルーンがあります。それをご用途やご予算に合わせて組み合わせていきます。その組み合わせの幅もアーティストの技量やセンスが出るところですが、認定アーティストとそうでない方の違いは、バルーンの機嫌の良し悪しというか、性質をより知っているということにあると思います」

バルーンは温度によって膨張と収縮を繰り返すため、例えば夏場にエアコンの効いた場所で膨らました風船を、屋外に飾ると膨張して割れてしまうことがあるという。公認アーティストはそういったトラブルやクレームが少ないそう。

最後にしおり先生にバルーンデコレーターのお仕事をしていた良かったと思う時について伺った。

「やっぱり感謝されるときですね。オーダーをいただいて、制作してお渡しして、最後に喜んでいただくまでがワンセットの仕事です。お客様に手渡ししたときに、『うれしい』とか『想像以上にかわいい』と喜んでもらって、楽しそうに帰られるのを見るのが何より楽しいですね」

夢を形にする仕事をしているしおり先生の笑顔は、自分の夢を叶えた人の素敵な笑顔でもあった。

今回紹介したお店はコチラ…

風船♡工房
営業時間▶
10:00〜17:00(日によって異なるので、お問い合わせをどうぞ)
定休日▶ 不定休
住所▶ 立川市錦町1-10-27
アクセス▶ JR立川駅南口より徒歩8分

問合せ▶ 042-528-2070


 

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